税務調査の種類は、色々あるのですが、
事業者に限った一般的な税務調査とは、
だいたい以下のようなものです。
納税者である事業者が
自分で確定申告書を作成して
税金の金額を計算して
その作成をした申告書を税務署に提出して、
税金を払う必要があれば、税金を支払う。
これで納税の一連のサイクルが完了します。
しかし、納税者が作成した確定申告書にミスがあるかもしれません。
申告書にミスがあれば、税金の金額が変ることもあります。
そこで税務署としては
提出された確定申告書が法律に従った正しいものであるかどうか
確認チェックする必要があります。
その確認の方法として、
納税者の事業所や事務所等、または自宅などに調査官を派遣して、
会社や店の帳簿や書類などの資料を見たり、
あれこれ質問をすることにより
提出された確定申告書が正しいものか判断をします。
これが税務調査となります。
「申告書を提出したときに、
税務署の窓口の人が見ているから
わざわざ家にやって来て調査する必要ないのでは?」
と思われている方もみえますが、
窓口の係の人は、
申告書を受け取ることが仕事で、
その内容までチェックすることはありません。
チェックしているのは、
せいぜい書類がそろっているかどうか程度のことです。
(最終更新日:2022/08/23)